2020 school work

OrimasuQ​​​​​​​
サイズ: 本(297×450mm)


コロナ禍の市場においてマスクの供給が追いつかなくなり、多くの人々が手作りでマスクを作るなど市販のマスクに頼らず、自分たちでマスクを作り出す人々のクリエイティブな行動が強く印象に残っている。そんな中で、ポーランドのアートスクールが、キッチンペーパーをマスク代わりに使える折り方「Origami mask」を考案した。その折り方と発想を元に、より折り紙として楽しめる紙のデザインと、平面のグラフィックを折ることで立体として楽しめる見え方の違いの面白さを提案した。
ロゴマークは、家紋を参考にデザインした。円を、マスクをしている顔に見立て制作。ロゴマーク内に文字を組み込んだ際に、顔の一部に見えることを意識し、名前のOとQのみを大文字に設定。
家紋を参考にデザインした。円をマスクをしている顔に見立て制作。 ロゴマーク内に文字を組み込んだ際に、顔の一部に見えることを意識し、名前のOとQのみを大文字にし設定。
折り紙のグラフィックをデザインする上で、着物の文様を参考にした。また文様の研究を行う中で、「片身替わり」という左右が別々の生地で仕立てられた着物が存在することを知った。片身替わりは、左右の生地の中で、柄や色など大きくコントラストをつけている。折った時に変化をつけるためにも、片身替わりでの考え方を参考に、グラフィックの中で大きくコントラストをつけるようにデザインした。
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